ベニスに死す

イタリア映画界の巨匠、ルキノ・ヴィスコンティが、美少年への思いを募らせた老作曲家の苦悩を格調高く描いた文芸ドラマ。作曲家グスタフ・マーラーをモデルに描かれたトーマス・マンの原作を基に映画化。少年へ恋焦がれるあまりに破滅へと向かう作曲家を演じるのは、『召使』『ダーリング』などのダーク・ボガード。美少年を演じたスウェーデン出身のビョルン・アンドレセンの美貌も話題になった。

監督:ルキノ・ヴィスコンティ


ただただ 美しい …

ラストシーンは、ベニスの街のように醜く黒い汗を流し朽ち果てて行くアッシェンバッハとは対照的に、タッジオとその周囲の美しさは永遠性を放っていました。