父を裏切って家出した母を求める娘の激情を描く。
小津にとっては最後の白黒作品であり、戦後期の大女優、山田五十鈴が出演した唯一の小津作品でもある。『東京暮色』はジェームズ・ディーンの代表作であるハリウッド映画『エデンの東』(1955年)の小津的な翻案とされる。次女明子役に当初 岸恵子を想定していたが、『雪国』の撮影が延びてスケジュールが合わなくなったため、有馬稲子がキャスティングされた。
監督:小津安二郎
とっても暗く、哀しい作品。
家族という形がありながらも、みんなが孤独で孤立している。昭和30年代の映画ですが、この映画に描かれている家族像は、現在にも通じるものがあり、
リアリティーが感じられました。
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