香華母と娘の波乱に富んだ人生を描いた有吉佐和子・原作の文芸大作!淫蕩で虚栄心の強い母と黙々と彼女に従い続ける娘。堂々の3時間半・2部構成で贈る至高のヒロイン映画。2024.01.16 15:00杉村春子木下恵介監督木下恵介 監督
楊貴妃大映と香港のショウ・ブラザース社との合作による大映カラー総天然色映画で、永田雅一、ランラン・ショウが製作に当る。白楽天の『長恨歌』にもとずいて香港の脚本家陶秦が書いたものを「七つの顔の銀次」の川口松太郎、「舞妓三銃士」の依田義賢、「明治一代女」の成澤昌茂が共同で書き直し、「近松物語」の溝口健二が監督に当り、撮影には「千姫(1954)」の杉山公平が当る。中国の時代考証家廬世候が美術の水谷浩と協力している。出演者は「春の渦巻」の京マチ子、「愛のお荷物」の山村聡、「浮雲」の森雅之、「お嬢さん先生」の南田洋子「近松物語」の小沢栄、「女給」の山形勲のほかに霧立のぼる、村田知英子、阿井美千子、進藤英太郎、石黒達也、杉村春子、村瀬幸子、信欣三など...2019.12.18 15:00京マチ子杉村春子
浮草「お早よう」のコンビ野田高梧と小津安二郎の共同脚本を小津安二郎が監督したもので、ドサ廻り一座の浮草稼業ぶりを描いたもの。撮影は「鍵(1959)」の宮川一夫が担当した。監督:小津安二郎浮草Floating Weeds1959/日本2018.12.31 15:00杉村春子小津安二郎京マチ子
晩春『晩春』は、1949年に公開された小津安二郎監督の日本映画。 1949年度の「キネマ旬報ベスト・テン」の日本映画部門で1位に輝いている。日本国外でも非常に高い評価を得ており、英国映画協会選定の2012年版「批評家が選ぶ史上最高の映画トップ50」で15位に輝いている。 監督:小津安二郎2018.10.21 15:00杉村春子原節子小津安二郎
麦秋結婚にあまり興味のない娘と、そんな娘に早く結婚してほしいと気を揉む家族を中心にさりげない日常をユーモアを織り交ぜ淡々と細やかに描く感動作。北鎌倉に住む間宮家では適齢期を過ぎた娘紀子の結婚が何より気がかり。当の紀子は大手の会社で秘書として働き、いまだのんきに独身生活を楽しんでいる風だった。やがて、そんな紀子に縁談話が立て続けに舞い込むのだったが……。キネマ旬報ベスト・テン第1位。この作品を小津安二郎監督のベスト1とする声も多い。監督:小津安二郎しみじみと、ゆったりとした時間の中で物語が展開。当時のファッションと、鎌倉や東京の風景には戦争から立ち直った復興と、古き良き時代を感じます。時間が経つに連れ、一段と輝きが増してくる、特別な映画 ...2018.06.27 15:00杉村春子原節子小津安二郎
お早よう5軒の新興住宅を舞台にした、大人と子どものユーモラスな日常。大人数を動かす演出テクニックが見事に冴えた作品。監督:小津安二郎洗濯機やテレビが 高価だった時代。テレビが見たくて仕方ない 幼い兄弟の反抗ぶりが微笑ましい。杉村春子さんと三好栄子さんの掛け合いが良い。2018.06.10 15:00小津安二郎杉村春子
東京物語日本映画を代表する傑作の1本。巨匠・小津安二郎監督が、戦後変わりつつある家族の関係をテーマに人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。唯一、戦死した次男の未亡人だけが皮肉にも優しい心遣いを示すのだった……。家でひとり侘しくたたずむ笠智衆を捉えたショットは映画史上に残る名ラスト・シーンのひとつ。監督:小津安二郎何故だか、ドラマ「北の国から」で 五郎さんが子どもたちに残した遺言…「じゅん … 勝手にしろ」「ほたる … 勝手にしろ」… を、思い出しました。東京物語 は 何度観てもココロがキュンとします。広島と東京を舞台にして...2018.06.05 15:00小津安二郎原節子杉村春子